仕事のパフォーマンスを上げたい
うっかりミスを減らしたい
こんな疑問にお答えします!
- 『集中力がすべてを解決する』の著者
- 『集中力がすべてを解決する』で学べること
- 『集中力がすべてを解決する』を読んで実践できること
『集中力がすべてを解決する』では、「パフォーマンスの低下やミス、物覚えの悪さは、すべて集中力が原因で起きている」と述べられています。
一方で「集中力が高い人は、仕事もプライベートも、すべてを手に入れられる」とも書かれていました。
この記事では、そんな本書から学べることと、読んで実践できることを紹介します。
集中力やパフォーマンスを高める方法をお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
『集中力がすべてを解決する』の著者
本書の著者である樺沢紫苑さんは「日本一アウトプットしている精神科医」。
精神科医でありながら作家としての肩書もあり、YouTubeのチャンネル登録者は約50万人にもなります(執筆時点)。
ぼくもYouTubeや本からたくさん学んでいて、書評はこれで9記事目です。
ほかの書評
『集中力がすべてを解決する』で学べること
ここでは本書から学べることを、2点に絞って紹介します。
それぞれ見ていきましょう。
集中力が低下する3大原因
集中力が低下してしまう原因は、次の3つです。
- 1日のリズム、疲れ
- 脳疲労・ストレス
- ワーキングメモリの低下
人間の集中力は1日のなかで波があり、仕事などの疲労でも集中力は低下します。
そのため、集中力のリズムに乗ることで、パフォーマンスは高められます。
ストレスや慢性的な脳の疲れも、集中力が下がる原因なので、ストレスへの対処も必要です。
また脳の作業領域といわれる「ワーキングメモリ」も集中力と深く関わるため、ワーキングメモリを鍛えたり、効率的に使ったりすることも、パフォーマンスを向上させるには重要です。
「ゾーン」に入る9つの方法
本書では、時間を忘れるほど集中している状態を「ゾーン」と呼んでいます。
没入状態である「ゾーン」に入る方法は、以下の9つです。
- 心と体を整える:睡眠、運動、朝散歩
- スマホを遠ざける:「集中力の妨げ」を減らす
- 予定を入れない:予定は「雑念」になる
- 物理的にきれい:不必要なものは「雑念」になる
- 物理的に集中しやすい環境:騒音がある集中できない
- 脳内がきれい:「目の前の仕事」以外の情報は入れない
- 流れるように作業する:ToDoリストの活用
- ちょいムズ:制限時間や早めの締め切りを設定
- シングルタスク:一点集中
『集中力がすべてを解決する』を読んで実践できること
本書を読んで実践できることを、6つ取り上げます。
それぞれ解説します。
メモやToDoリストを習慣にする
集中力を高めるには、「ワーキングメモリ」を効率的に使うのがポイントです。
ワーキングメモリは「脳の作業領域」「脳のキャパシティー(容量)」というと、わかりやすいと思います。
このワーキングメモリの数は「3つ前後」といわれていています。
そのため、脳が容量オーバーにならないように、メモやToDoリストを活用するといいでしょう。
スマホは制限して活用する
スマホを使いすぎると、「ワーキングメモリの機能低下」「脳の疲労」「認知症の原因」につながります。
とはいえスマホは便利なので、時間を制限してうまく活用するのが理想。
本書には、「利用時間の目安は、2時間以下」と書かれていました。
重要な仕事は14時~16時を避ける
ランチ後の眠気や、午前中の疲れが重なって、14時~16時にかけては集中力が低下します。
高い集中力が必要な仕事は、ミスが起こりやすい時間帯を避けましょう。
ミスをしてはいけない重要は仕事は、集中力の高い午前中に行うのがベストです。
最後まで終わらせてから、細部を詰める
はじめから100点を目指すより、とりあえず最後まで終わらせてから、細かい部分を詰めていくほうが、結果的に時間短縮になります。
本書では「まず30点を目指そう」と書かれていました。
ぼくもブログを書いているときに実感していますが、細かい部分に悩んで手を止めるよりも、あとから全体を見て修正したほうが速いです。
わかっていても悩んでしまうことも多いですけどね。(だいぶ減りましたが)
日記で自分と向き合う
集中力を高めるには、自分の状態に気づく「自己洞察力」もポイント。
疲れがたまっていることを自覚できれば、原因を考え、対策ができますからね。
自己洞察力を鍛えるには、日記を書いて自分と向き合うことが効果的です。
SNSで自分の思いや考えを言語化するのもいいでしょう。
睡眠と運動で心身を整える
本書ではさまざまなノウハウが紹介されていますが、結局は「心身の健康」がすべてのベースなんです。
なので、睡眠や運動で心身を整えていくことが、まず最初にやるべきこと。
勤務医をされていた著者が独立したときにも、「整えること」からはじめたそうです。
会社員とは違い、自分のパフォーマンスが収入に直結しますからね。
まとめ:『集中力がすべてを解決する』の書評・要約
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事のまとめです。
- 脳の作業領域「ワーキングメモリ」を効率的に使う
- 「集中力のリズム」を乗りこなす
- 自分の状態に気づく「自己洞察力」を鍛える
- すべての基盤となる「心身の健康」を整える
『集中力がすべてを解決する』では、パフォーマンスを向上させる個別のノウハウだけではなく、根本から集中力を高める方法まで紹介されています。
本書を読んで、できることを1つずつ実践していけば、「仕事力」も「心身の健康」も手に入りますよ。
関連記事
コメント