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書評

【書評・要約】『最高の体調』あらゆる不調の根本的な問題とは?

【書評・要約】『最高の体調』あらゆる不調の根本的な問題とは?書評

なんだか体調がすぐれない

なかなかやる気が続かない

leee
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こんな疑問にお答えします!

記事の内容
  • 『最高の体調』の著者
  • 『最高の体調』から学べること
  • 『最高の体調』を読んで実践できること

体調不良、睡眠不足、肥満、不安、集中力の低下。

最高の体調によると、ほとんどの不調は現代人特有の「文明病」だといいます。

つまり、古代人の生活に近づければ、あらゆる不調が改善するということ。

この記事では、本書から学べることと実践できることを紹介します。

本書を読んで最高の体調を手に入れ、パフォーマンスを向上させましょう。

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『最高の体調』の著者

大きな本とその横に立つ男性

本書の著者は、16歳のころから科学論文を読みまくっている「日本一の文献オタク」の鈴木祐さん

科学論文をもとに100冊以上の書籍を出版されている方です。

科学論文と聞くと難しそうですが、それだけ科学的根拠に基づいて書かれているということでもあります。

この本でも様々な研究結果が紹介されており、文献オタクぶりを感じました。

とはいえ、文章や表現はわかりやすく書かれているので安心してくださいね。

『最高の体調』から学べること

ホワイトボードを使って教えている男性

本書から学べることをまとめると、次の2点です。

『最高の体調』から学べること
  • ほとんどの不調は現代人特有の「文明病」
  • 古代と現代のミスマッチを埋める

それぞれ解説します。

ほとんどの不調は現代人特有の「文明病」

「文明病」とは、現代の環境で起きてしまう様々な不調のことです。

人類の歴史は長く、ヒトの体や脳は古代の環境に合わせて進化してきました。

しかし、古代と現代の環境は大きく違うので、あらゆる不調が生まれてしまうのです。

こう聞くと対処が難しいように思えるかもしれませんが、古代と現代のギャップを埋めていけば不調は改善できます

古代と現代のミスマッチを埋める

現代人特有の「文明病」を解消するには、古代と現代のギャップを埋める必要があります

本書で紹介している「古代と現代のミスマッチのパターン」は以下の通り。

  • 多すぎる:カロリー、人間関係、人生の価値観
  • 少なすぎる:睡眠、腸内細菌、食物繊維、運動、太陽光、自然との接触
  • 新しすぎる:加工食品、孤独、慢性的なストレス、仕事のプレッシャー

多すぎるものは減らし、少なすぎるものは増やし、新しすぎるものはなくしていけばいいのです。

この「古代と現代のミスマッチ」を減らしていけば、最高の体調が手に入ります

それぞれのミスマッチを減らす方法は、次の「『最高の体調』を読んで実践できること」で一部を紹介します。

『最高の体調』を読んで実践できること

クラウチングスタートの構えをしている男性

ここでは古代と現代のミスマッチを減らす方法、つまり最高の体調を手に入れる方法をピックアップして紹介します。

『最高の体調』を読んで実践できること
  • マインドフルネスの感覚を身につける
  • 自然に触れる
  • 腸内環境を整える
  • 仕事の「遊び化」

それぞれ解説します。

マインドフルネスの感覚を身につける

現代人がなんとなく不安になるのは、未来のことを考えるからです。

一方で、古代人には「未来」という感覚がなく、現代的なぼんやりとした不安もなかったといいます。

ということは、「今ここ」に集中できれば、ぼんやりとした不安がなくなるということです。

そこで身につけたいのが、「今ここ」に集中するマインドフルネスの感覚

最近では「マインドフルネス瞑想」を聞いたことがある方もいるかと思います。

マインドフルネス瞑想のやり方は「頭がすっきり!一般人がマインドフルネス瞑想を続けた結果は?」で解説しているので、マインドフルネスを身につけたい方は参考にしてください。

瞑想が難しいなら、ただひたすら今やっている作業に集中するように意識するだけでもOK

例えば、以下のようなものがあります。

  • 食事に集中する
  • 歯磨きに集中する
  • 食器洗いに集中する

大事なのは瞑想よりもマインドフルネスの感覚を身につけることです。

ちなみに本書では、「マインドフルネス度」の測定もできますよ。

自然に触れる

誰でも想像できるように、古代人は自然に囲まれて生活していました。

人間の脳は緑が豊かな環境に適応して進化してきたということです。

なので、自然に触れることが必要なのです。

自然とふれあうことで副交感神経が活性化し、疲れやダメージが回復していきます

自然といっても「偽物の自然」でも効果があり、

  1. 自然の音や画像に触れる
  2. 観葉植物を置く
  3. 公園に行く

というステップで、自然との接触を増やしていけばOKです。

自然に触れることの効果は「リフレッシュ方法がわからないなら「自然に触れる」だけでいい」でも解説しています。

腸内環境を整える

現代人は古代人と比べて、食物繊維や発酵食品の摂取量が減っています

なので、食物繊維や発酵食品を食べて、腸内環境を整える必要があります。

また腸内細菌は加工食品が大の苦手なので、現代的な食品はできるだけ控えた方がいいです。

まとめるとこんな感じ。

増やす

  • 食物繊維:海藻、豆、きのこ、野菜など
  • 発酵食品:納豆、チーズ、ヨーグルトなど

減らす

  • 加工食品:ファストフード、スナック菓子、清涼飲料水など

とはいえ、加工食品を全く食べないのは現実的ではないので、本書では「全体の食事量の10~20%ぐらい」を推奨しています。

仕事の「遊び化」

古代人にとっての仕事、つまり狩りなどは「遊び」に近い感覚だったそうです。

現代でも遊び心がある人は、幸せそうに見えますよね。

なので、仕事や家事も「遊び化」すればいいのです。

本書に書かれていた「遊び化」は次の2つ。

  • ルール化:時間や作業で区切る、締め切りを作る
  • フィードバック化:タスクが終わったら記録する

「ルール化」は古代人が毎日同じ時間に狩りに行くイメージ、「フィードバック化」は獲物を獲得できたかどうか、に近いです。

3つのタスクを紙に書き出して、見えるところに置いておくのもおすすめ。

今すべきことを明確にすることで、「今ここ」のマインドフルネスの感覚に導くことができます。

このように、現代の生活シーンを古代に近づければ「最高の体調」が手に入り、パフォーマンスが向上するのです。

まとめ:『最高の体調』の書評・要約

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

この記事のまとめです。

まとめ
  • 多くの不調は現代人特有の「文明病」
  • 不調を改善するには、古代人の生活に近づける

人間の脳と体は古代の環境に適応して進化してきました。

なので、古代の生活に立ち返れば現代のあらゆる不調が消えていきます

最高の体調は、そんな人間の原点に気づかせてくれる1冊でした。

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