部屋に物があふれかえっていて困る
なかなか仕事が終わらない
こんな疑問にお答えします!
- 『半分、減らす。』の著者
- 『半分、減らす。』から学べること
- 『半分、減らす。』を読んで実践できること
現代社会では、毎日忙しい日々を送っている方も多いと思います。
そこで『半分、減らす。』では、何事も「ほどほど」を心がける「シンプル生活術」を提案。
「物」「食事」「消費」「情報」「仕事」を減らし、より豊かに暮らすための方法が紹介されています。
現代人は「やりすぎ」なので、「シンプル生活術」を取り入れて人生を豊かにしていきましょう。
『半分、減らす。』の著者
この本の著者は、精神科医であり禅僧でもある川野泰周(かわの たいしゅう)さん。
クリニックでの診察とお寺の住職をメインに、各所で講演なども行っている方です。
個人的には、プロフィールを見ただけで信頼性バツグンです!
『半分、減らす。』から学べること
ここでは、本書から学べることを次の3つに絞って紹介します。
- 「半分、減らす。」の意味
- 日々の行動に「句読点」を打つ
- 「中道の精神」とは?
順番に解説していきます。
「半分、減らす。」の意味
本書では「半分、減らす。」をテーマに、無駄を省いてシンプルに生きるヒントが提案されています。
なぜ「半分」なのかというと、理由は次の2つ。
- 指標としてわかりやすい
- 行動の変化につながる
「スマホを使う時間を減らそう」とよく言われますが、どれぐらい減らせばいいのかわかりませんよね?
そこで、「ほぼ半分」を目安にするとわかりやすいのです。
今の1日の利用時間が4時間なら、2時間にすればいいですからね。
また現代人は仕事も、買い物も、食事も「やりすぎ」です。
少し減らすだけではあまり意識は変わりませんが、「半分」を目安に減らすと生活習慣が大きく変わります。
このように、「半分、減らす。」と人生が豊かになっていくのです。
日々の行動に「句読点」を打つ
仕事や食事、スマホなど、現代人はついやりすぎてしまいます。
「やりすぎ」を防ぐには「句読点」を打ちましょう。
『半分、減らす。』というタイトルにも句読点があるように、忙しい毎日でも、
- 立ち止まる
- 頭を休ませる
- 動きを止める
といったことが必要。
これが「半分、減らす」ことにつながります。
日々の行動に「句読点」を打つと、「やりすぎ」を防げるのです。
「中道の精神」とは?
仏教の教えに「中道の精神」があります。
本書では、この「中道の精神」は
何事も極端に走らず、偏りなく、ちょうど真ん中くらいのところを意識すること
川野泰周『半分、減らす。』三笠書房
と書かれていました。
買いすぎず、働きすぎず、食べすぎず……
何事も「ほどほど」が一番いいのです。
『半分、減らす。』を読んで実践できること
本書では以下の「シンプル生活術」が提案されています。
- 「物」を半分、減らす。
- 「食事」を半分、減らす。
- 「消費」を半分、減らす。
- 「情報」を半分、減らす。
- 「仕事」を半分、減らす。
ここでは、上記のうち「物」「消費」「仕事」をピックアップして紹介します。
「物」を半分、減らす。
物を減らすために重要なのは、
「物質的に豊かになったその先で、心は幸福感に満たされますか? より豊かになりますか?」
川野泰周『半分、減らす。』三笠書房
という問い。
この前提を踏まえて、物を減らす方法を紹介します。
まず、部屋に物が増えると情報量が増え、集中力が低下してしまいます。
なので、よく目に映る場所にある物から減らし、目に入る情報量を減らす必要があります。
物を減らす(=目に入る情報を減らす)には、
- 大きさや高さを揃える
- 押し入れや棚にしまう
- 片付けをルーティン化する
といったことが効果的です。
ただし、勢いで断舎離すると後悔するので、捨てる前に必要度で「分ける」のもいいでしょう。
「あまり必要のないもの」はしばらく置いておき、本当に必要がなかったら捨てればOKです。
捨てるのではなく、メルカリなどで売るのもありですね。
「消費」を半分、減らす。
勢いで買ってしまうこともあるので、ネット通販は一晩寝かしてから注文しましょう。
リアル店舗でも衝動買いせずに、よく考えてから購入するといいですね。
あえて少し高価なものを買い、長く大切に使うのも消費を減らすことにつながります。
安いものでも大切に使えれば最高です。
「仕事」を半分、減らす。
仕事を減らすと、1つひとつの仕事にていねいに取り組めるようになり、
- 集中力が上がる
- ミスが減る
- 心の平穏が保てる
といったメリットがあります。
仕事を減らす方法は次の3つ。
- 他の人(とくに自分よりも得意な人)に任せる
- 仕事を無条件に引き受けない
- マルチタスクのシングルタスク化
3つ目はわかりにくいと思うので解説しますね。
複数の仕事(=マルチタスク)があっても、今取り組んでいるものは1つ(=シングルタスク)です。
なので、目の前の仕事に集中し、1つずつ切り替えていくのがGood。
仕事の優先順位やエネルギーの配分を決めておくのもいいですね。
まとめ:『半分、減らす。』の書評・要約
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事のまとめです。
- 現代人はなにかと「やりすぎる」
- だから「半分、減らす。」と人生が豊かになる
- そのためには、何事も「ほどほど」を心がける
ついやりすぎてしまう現代人に必要なのは「シンプルな生活」。
「ほどほど」を意識すれば健康が守られ、満たされた人生になっていきます。
『半分、減らす。』は、現代を生きるぼくたちにブレーキをかけくれる1冊でした。
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