なかなか疲れが取れない
どう休めばいいのかわからない
こんな疑問にお答えします!
- 『「精神科医の禅僧」が教える心と身体の正しい休め方』の著者
- 『「精神科医の禅僧」が教える心と身体の正しい休め方』から学べること
- 『「精神科医の禅僧」が教える心と身体の正しい休め方』を読んで実践できること
「疲れ」に悩んでいる方は多いはず。
そんなときに役立つのが『「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方』です。
この本では、禅やマインドフルネスの考え方にもとづいた41個の休息法が紹介されています。
あなたにあった「マインドフルネス休息法」を取り入れ、心と身体を正しく休ませましょう!
『「精神科医の禅僧」が教える心と身体の正しい休め方』の著者
この本の著者は、精神科医であり禅僧でもある川野泰周(かわの たいしゅう)さん。
クリニックでの診察とお寺の住職をメインに、各所で講演なども行っている方です。
『「精神科医の禅僧」が教える心と身体の正しい休め方』から学べること
本書から学べることを3点に絞ってまとめました。
- 疲れの原因は「脳の疲弊」
- なぜ、マインドフルネスなのか
- マインドフルネスの基礎:呼吸瞑想
それぞれ解説していきますね。
疲れの原因は「脳の疲弊」
「疲れの種類」は3つあります。
正しく休息するためには、自分がどの疲れ方をしているかに気づくことが重要です。
川野泰周『「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方』 ディスカヴァー・トゥエンティワン
上の図のように、疲れには「身体の疲れ」と「脳の疲れ」があり、脳の疲れは「ネガティブな感情によるもの」「マルチタスクによるもの」に分かれます。
「身体の疲れ」はイメージしやすいかと思いますが、運動後などの肉体の疲れですね。
ただ「身体の疲れ」だと思っていても、実際には「脳の疲れ」であることも多いです。
なので脳を正しく休ませれば、疲れは取れていきます。
なぜ、マインドフルネスなのか
「今、ここ」に意識を集中させるマインドフルネスは、「脳の疲れ」を取るのに効果的。
脳は「1つのことに集中しているとき」には疲れず、リフレッシュされるからです。
マインドフルネスで脳を休めれば、あらゆる疲れが取れるわけですね。
本書では、そんなマインドフルネスに基づいた休息法が紹介されています。
マインドフルネスの基礎:呼吸瞑想
一番簡単なマインドフルネスは「呼吸瞑想」です。
呼吸に意識を向けて集中するだけなので、時間や場所を問わず、すぐにできます。
具体的なやり方は次の通り。
- 背筋を伸ばす
- 鼻からゆっくり息を吸う
- 鼻からゆっくり息を吐く
これを「空気が鼻を通り抜ける感覚」や「肺に空気が入っていく感覚」に意識を向けながら行うだけです。
はじめのうちは呼吸に集中できないかもしれませんが、まずは1分でもいいのでやってみましょう。
『「精神科医の禅僧」が教える心と身体の正しい休め方』を読んで実践できること
つづいて、本書を読んで実践できることを5つ取り上げます。
- ゆったりと味わいながら食べる&飲む
- 自分をていねいにケアする
- マイナスの感情が芽生えたら「…と考えた」
- 「小さな変化」でリフレッシュ
- リフレッシュできる場所を見つける
順番に解説します。
ゆったりと味わいながら食べる&飲む
毎日行う飲食にもマインドフルネスは取り入れられます。
味の変化などの感覚をゆっくり味わいながら、食べたり飲んだりするだけです。
意識的に「ていねいな時間」「優しい時間」を過ごしましょう。
自分をていねいにケアする
「自分をていねいにケアする」のもマインドフルネスです。
ていねいな入浴や洗顔、スキンケアもいいですね。
自分に手間ひまかけると、自己肯定感も高まります。
マイナスの感情が芽生えたら「…と考えた」
ネガティブな感情になったら、最後に「…と考えた」という言葉を付け加えましょう。
心理学用語で「メタ認知」といい、自分を客観的に見られればマイナスの感情が収まっていきます。
イライラしたときやショックを受けたときに使えます。
「小さな変化」でリフレッシュ
日常に「小さな変化」を取り入れると、リフレッシュできます。
マンネリは脳を衰えさせるので、いつもとは少し違う行動をとりましょう。
「いつもとはちょっと違った服」なんかがいいですね。
リフレッシュできる場所を見つける
気持ちが落ち着いたりエネルギーを感じたりできる場所を、本書では「リトリートスポット」と呼んでいます。
「リフレッシュできる場所」と言い換えてもいいでしょう。
とくに決まりはないので、自分だけのリトリートスポットに行くといい休息になります。
まとめ:『「精神科医の禅僧」が教える心と身体の正しい休め方』の書評・要約
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事のまとめです。
- マインドフルネスは「今、ここ」に意識を集中させること
- マインドフルネスで脳を休めせれば、疲れは取れる
- マインドフルネスはいろんな場面で実践できる
日頃から「マインドフルネス」を心がけると、心と身体が休まります。
忙しい現代社会は効率も求められることも多いですが、たまにはあえて効率を求めず、ゆっくり過ごしてみるのもいいでしょう。
『「精神科医の禅僧」が教える 心と身体の正しい休め方』では41項目の「マインドフルネス休息法」が紹介されているので、あなたにあった疲れの取り方が見つかるはずです。
▼関連記事
コメント