紙の本と電子書籍、どっちを読めばいいの?
やっぱり読書といったら紙の本?
こんな疑問にお答えします!
- 「紙の本」「電子書籍」「オーディオブック」の比較
- 「紙の本」「電子書籍」「オーディオブック」のメリットとデメリット
- 「紙の本」「電子書籍」「オーディオブック」を使い分ける方法
「電子書籍」は手軽に読めて便利ですが、「紙の本」と比べて、どっちがいいのでしょうか?
さらに近年は「オーディオブック」も普及していますよね?
3種類もあると、どれで本を読めばいいのか迷ってしまうかもしれません。
ということでこの記事では、「紙の本」「電子書籍」「オーディオブック」を比較して、どう使い分ければいいのかを解説。
目的やシーンによって、どれを使うべきかは変わります。
まずは試してみて、あなたにあった「使い分ける基準」を作りましょう。
「紙の本」と「電子書籍」はどっちがいい?
紙の本と電子書籍には、それぞれメリットとデメリットがあります。
人気が高まっているオーディオブックも含めて、比較表で違いをまとめました。
紙の本 | 電子書籍 | オーディオブック | |
---|---|---|---|
集中・記憶・理解 | |||
飛ばし読み | |||
メモなど | 自由にできる | 便利機能あり | 工夫が必要 |
持ち運び・保管 | |||
所有欲 | |||
売却 | |||
価格 | 定価 | 値引きあり | 単品購入だと高い |
定額サービス |
一覧で比べてみると、それぞれの特徴や違いがわかると思います。
ではここからは、ひとつずつ見ていきましょう。
「紙の本」のメリット・デメリット
紙の本は、しっかりと読み込みたいときに最適です。
「良質で効率のいい学び方」について書かれた『インプット大全』にも、次のように書かれています。
「紙の本」と「電子書籍」を比較した研究は多数ありますが、ジャンルを問わず「記憶力」「理解力」において、「紙」のほうが有利であるという結果が出ています。
樺沢紫苑『インプット大全』サンクチュアリ出版
上記を踏まえた、紙の本のメリット・デメリットはこんな感じです。
- 集中しやすい
- 記憶に残りやすい
- 飛ばし読みがしやすい
- 所有欲がある
- 読まなくなったら売却できる
- 保管場所をとる
- 持ち運びが難しい
- 価格が割引されない(再販売価格維持制度のため)
- 破損や劣化をする
紙の本は「物理的な制約」はあるものの、「学び目的」で読むにはメリットが大きいです。
ぼくも「勉強」として本を読むときは、必ず紙の本で読みます。
「電子書籍」のメリット・デメリット
電子書籍は、気軽に読みたいときに適しています。
スマホやタブレットで読めるので、「持ち運べる自分専用の図書館」みたいなものです。
電子書籍のメリットとデメリットには、以下のようなものがあります。
- 好きな端末で読める(スマホ、タブレット、PC)
- 場所を取らない
- 便利機能がある(マカーやメモ、検索機能など)
- 定額の読み放題サービスがある
- 紙の本より安い
- 目が疲れる
- 集中しづらい(通知などで気が散る)
- 所有欲がない
- 読まなくなっても売却できない
- 充電が切れると読めない
電子書籍は電子機器ならではのデメリットがありますが、手軽さや便利さが魅力ですね。
ぼくは「サクッと情報収集したいとき」「ちょっと読んでみたいとき」に電子書籍を使います。
マンガを読むときも、電子書籍のほうが楽でいいです。
「オーディオブック」のメリット・デメリット
オーディオブックは、ながら聴きや目を休めたいときに適しています。
紙の本や電子書籍とは違い、「聴く」読書だからですね。
メリットとデメリットは以下の通りです。
- ほかの作業をしながら聴ける
- 目が疲れない
- 文章を読むのが苦手でもいい
- 定額の聴き放題サービスがある
- メモやマーカーなど、書き込みができない
- 飛ばし読みが(ほぼ)できない
- 単品購入だと、定価より高い
- 復習(読み直し)に時間と手間がかかる
オーディオブックは「読むもの」ではなく「聴くもの」なので、紙の本や電子書籍とは、使い方が大きく違うのです。
手がふさがっているときに聴き流しできます。
「紙の本」と「電子書籍」を使い分ける方法
ここまで解説してきたメリットとデメリットをもとに、それぞれを使い分ける方法を紹介します。
「目的別」と「シーン別」にまとめたので、あなたにあった「使い分ける基準」を考えてみてください。
「目的別」の使い分け
目的別では、以下のように使い分けができます。
- ガッツリ読みたい ⇒ 紙の本
- サクッと読みたい、価格を抑えたい ⇒ 電子書籍
- ながら聴きしたい、目を休めたい ⇒ オーディオブック
読み込みたいなら学習効果の高い「紙の本」、
手軽に読みたいときや、値引きや読み放題サービスでお得に読みたいなら「電子書籍」、
ほかのことをしながら聴きたいときや、寝る前など目を休ませたいときは「オーディオブック」がおすすめです。
それぞれのメリットを活かした使い方をしましょう。
「シーン別」の使い分け
シーン別の使い分けは、こんな感じです。
- 休日のまとまった時間 ⇒ 紙の本
- 日頃のスキマ時間 ⇒ 電子書籍
- 電車などの移動中 ⇒ オーディオブック、電子書籍(酔わないなら)
- 夜の寝る前 ⇒ オーディオブック
場面にあわせてどれで読むかを使い分けると、読書が「日常」に溶け込みます。
まとめ:紙の本と電子書籍はどっちがいい?
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事のまとめです。
- 「紙の本」:集中力・理解力・記憶力で有利
- 「電子書籍」:気軽に読めて、便利機能もある
- 「オーディオブック」:ながら聴きができて、目が休められる
この記事では「紙の本」と「電子書籍」に加えて、「オーディオブック」の特徴を比較しました。
どれもメリットとデメリットがあるので、読書の目的やシーンにあわせて使い分けるのが効果的です。
まずはいろいろ試してみて、あなたにあった「使い分け基準」を作っていきましょう。
関連記事
コメント