悩みが頭から離れない
どうしてもネガティブに考えてしまう
こんな疑問にお答えします!
- 『言語化の魔力』の著者
- 『言語化の魔力』から学べること
- 『言語化の魔力』を読んで実践できること
悩みを抱えている方は多いはず。
しかも悩みは、簡単には解決しない。
『言語化の魔力』では、そんな「悩み」との向き合い方が解説されています。
本書のなかで最も重要なのは、「言葉」にすることです。
困ったとき、悩んでいるときに役立つ言葉も紹介されています。
「悩みとどう向き合えばいいか」がわかるので、参考にしてくださいね。
『言語化の魔力』の著者
本書の著者である樺沢紫苑さんは「日本一アウトプットしている精神科医」。
精神科医でありながら作家としての肩書もあり、YouTubeのチャンネル登録者は48万人(執筆時点)を数えます。
ぼくのメンターのような存在で、この本で書評も7冊目になりました。
『言語化の魔力』から学べること
ここでは本書から学べることを、一部取り上げます。
それぞれ解説しますね。
「悩み」の特徴
まずは「なぜ悩むのか」を明らかにしていきましょう。
「悩み」の要因は次の3つです。
- ネガティブ感情に支配されている
- 対処法がわからない
- 停滞、思考停止している
同じ出来事があっても、悩む人と悩まない人がいます。
なので悩みを解消するのに必要なのは、「原因の除去」ではなく、「ネガティブな感情の除去」ということです。
悩みへの対処法がわからないなら、対処法を調べて、行動に移せばいい。
停滞や思考停止をしているなら、一歩踏み出すだけでいい。
悩みの原因を解決する必要はなく、今できることを1つずつやっていけばいいのです。
「悩み」のメリット
「悩み」はつらいですが、悪いことばかりではありません。
以下のようなメリットもあります。
- 悩みは「人生のスパイス」
- 悩みは「心の筋トレ」
- 悩みは「成長の道しるべ」
すべてがうまくいったら、人生は味気のないものになります。
困難を乗り越えないと、成長することもありません。
そして悩みは、改善点を教えてくれます。
つまり、悩みはあなたを成長させるチャンスなのです。
「悩み」を分析する軸
悩みに対処するには、「悩み」の分析が必要です。
以下の3つの軸を使って分析すると、悩みに対応しやすくなります。
- コントロール軸
- 時間軸
- 自分軸
「自分ではどうにもできないこと」は大きなストレスなので、「どれぐらいコントロールできるか」を考えましょう。
未来や過去のことを考えても仕方がないので、「今できることは何か」を考えましょう。
他人の言動は変えられないので、「自分にできることは何か」も重要です。
少し難しいかもしれませんが、「今できること」「自分にできること」を考えればコントロール感が高まり、悩みが解消していきます。
『言語化の魔力』を読んで実践できること
本書を読んで実践できること、つまり「悩みの解消法」は次の通りです。
それぞれ見ていきましょう。
見方を変える(視座転換)
見方を変えて、考え方を切り替えると楽になります。
本書で解説されている方法は、以下の6つです。
- ニュートラル(中立)で見る
- ロングショット(長い目・遠い目)で見る
- 極端な考え方を手放す
- 他人の視座で見る
- 他人になりきる
- 未来の視座で見る
これらをまとめると、著者がよく使う言葉「今できることをできる範囲でやっていく」に集約されると思います。
言葉にする(言語化)
思いや考えを、意識的に「言語化(話す・書く)」しましょう。
言語化には次のような効果があるからです。
- 言葉にすると悩みが「見える化」され、「無意識」が「意識」に変わる
- 悩みを書き出すとワーキングメモリ(脳の作業領域)に余裕ができ、冷静に考えられる
- 言葉で伝えると共有でき、共感で心が軽くなる
言語化を「相談」と捉えるとハードルが高いので、「ガス抜き」ぐらいに考えるといいでしょう。
解決しようとせず、困っていることを話すだけでOKです。
話す相手がいない場合は、書き出すだけでも悩みが可視化され、対処法が見えてきます。
行動する(行動化)
実際に行動を起こさないと、現実の世界は変わりません。
「行動しないから悩みが消えない」、「行動すれば悩みは消える」ともいえますね。
本書では、
- 脳疲労が諸悪の根源なので、心と身体を整える
- まずは「小さな課題」から解消して、余裕ができてから「大きな課題」に対応する
- 今やれることに集中し、今やれないことは保留にしておく
などと書かれていました。
まとめ:『言語化の魔力』の書評・要約
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事のまとめです。
- 「悩み」は成長を促すので、悪いことではない
- 「悩み」は書いて整理する or 話して心を軽くする
- 今できることを、やれる範囲でやっていく
本書を読むと、「悩み」との向き合い方がわかります。
もしあなたに何かしらの「悩み」があるなら、『言語化の魔力』を手に取ってみてくださいね。
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