苦痛すぎて仕事に行くのが怖い、、、でも頑張らないと。
仕事のストレスで頭痛やめまいもあるけど、そんなこと言ってられない。
そんな方にお伝えしたいのは「仕事に行くのが怖いなら逃げてもいい」という話。
仕事で適応障害になったぼくの経験からすると「仕事、嫌だなー」ならなんとかなりますが、「仕事が怖い」は危険水域です。
実際にぼくは「仕事に行くのが怖い」と思いつつ無理を続けたので病気になりました。
この記事を読むと、次のことがわかります。
- 仕事に行くのが怖いなら逃げてもいい理由
- 逃げる前にすべきこと
- ストレスで苦しんでいる方の助けになる本
メンタル疾患は治すのが大変なので、病気になる前、もしくは重症化する前に逃げてほしいと思います。
適応障害で退職するのは逃げ?
記事の冒頭で「仕事に行くのが怖いなら逃げてもいい」とお伝えしました。
仕事に行くのが怖いのは、「これ以上無理したら危険」という「黄信号」だからです。
適応障害などの病気になったら、もう「赤信号」。
なのでできれば「黄信号」のうちに対処できるといいですが、「赤信号」ならば迷わず逃げることを考えてほしいと思います。
動物が逃げるのは身の危険を感じるからですよね。
人間の場合は理性があるので、危険を感じていても耐えようとしてしまいます。
でも無理を続けていると耐えられなくなり、病気になるのです。
なかなか病気が治らない方もいますし、治っても取り返しのつかないことになるかもしれません。
そんなことになるぐらいなら、早めに逃げておいたほうがいいです。
「怖いから逃げる」のは、身を守るための本能。
それが仕事に行くのが怖いなら逃げてもいいシンプルな理由です。
逃げる前にするべきこと
仕事に行くのが怖いなら逃げてもいいとはいえ、今すぐに逃げてしまうと途方に暮れてしまうでしょう。
なので、逃げる前にすべきことをお伝えします。
- 逃げ道を複数考えておく
- 視野を広げるために情報収集する
それぞれ見ていきましょう。
逃げ道を複数考えておく
「今の環境で戦い続けるしかない」と思うからつらいのです。
なので戦う以外の選択肢を持ちましょう。
戦う以外の選択肢、つまり「逃げ道」には次のようなものがあります。
- 業務内容を調整してもらう
- 仕事の担当を変えてもらう
- 部署を異動する
- 転職する
- 退職する
上司に相談してみることで、仕事の負担を減らせるかもしれません。
退職という逃げ道を選んだ場合、お金の心配をする方も多いですが、
- 失業手当や傷病手当をもらう
- 実家に戻る
- ある程度の貯金があるなら、しばらくゆっくり休む
という選択肢もあります。
「これしかない」と思うとつらいので、逃げ道は複数考えておきましょう。
視野を広げるために情報収集をする
逃げ道を複数用意するためには「情報収集」が必要です。
情報を持ち合わせていなかったら、逃げ道も思いつきません。
また、人間は判断できる情報が少ないと不安な未来を考えてしまいます。
なので、手持ちの情報が多くなれば安心するし、逃げ道の選択肢も多く用意できます。
たとえば転職や退職という逃げ道を考える場合、
- 求人情報をみる → 「今の勤務先以外にもこんな会社がある」
- 転職の流れを調べる → 「転職活動はこうやってやればいい」
- 退職の手続きを調べる → 「辞めるならこういう手続きが必要」
といった具合です。
情報を集めていると転職や退職もありだなと思えてきます。
でも判断材料がなければ、ずっと今の苦しい環境で働くしかなくなるでしょう。
情報収集をして判断材料を増やせば、逃げ道も多く用意できるのです。
ストレスに苦しんでいる方の助けになる本
実際にぼくが苦しかったころに読んだ本を2冊紹介します。
いま苦しんでいる方の助けにもなるかもしれません。
▼ストレスフリー超大全
『精神科医が教えるストレスフリー超大全』は、ストレスへの対処法が網羅的に解説されている本です。
仕事を辞めたいときの対処法や、うつっぽいと思った時の対処法も書かれています。
▼もしかして、適応障害?会社で壊れそうと思ったら
『もしかして、適応障害?会社で“壊れそう”と思ったら』は、苦しさを乗り越えるために知っておきたいことが解説されています。
苦しくなる前に逃げてほしいですが、すでに折れてしまっている方もいると思うので紹介しておきます。
まとめ:仕事に行くのが怖いなら逃げてもいい
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事のまとめです。
- 怖いのは身の危険を感じているサインなので逃げてもいい
- 転職、退職、異動など、逃げ道は複数用意しておく
- 逃げ道を用意するためには情報を集める
仕事に限らず選択肢は多いほうがいいです。
仕事に行くのが怖いなら逃げるのもありですし、逃げ道は何通りもあります。
症状が重くなるほど、視野も狭くなる。
視野が狭くなると、正しい判断ができなくなる。
心身を壊す前、あるいは比較的症状が軽い段階で、積極的に逃げてほしいと思います。
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