最初は意気込んでいたのに、なかなか続けられない。
新しいことをはじめたいので継続のコツを知りたい。
そんな方は多いのではないでしょうか。
ぼくもその一人です。
そこで、どうすれば続けられるのかを学ぶために『習慣が10割』という本を読んでみたら、脳をうまくだませば習慣化できることがわかりました。
今の自分は過去の習慣の積み重ねでできており、未来の自分はこれからの習慣で作られます。
なので脳の仕組みを利用して習慣を変えられれば、自分の人生を変えることだってできるのです。
この記事では本書から学べることと、読んで実践したいと感じたことを紹介します。
『習慣が10割』を読めば、習慣の大切さと実際に習慣化する方法がわかりますよ。
『習慣が10割』の著者について
本書の著者は「習慣形成コンサルタント」の吉井雅之さんです。
企業や学生を対象に、全国各地で講演やセミナーを開催されていて、個人と企業向け支援を行う有限会社シンプルタスクの代表でもあります。
まさに習慣のプロですね。
『習慣が10割』から学べること
ここでは、本書から学べることを一部紹介します。
人生は「習慣」でできている
『習慣が10割』というタイトルのように、人生はすべて「習慣」でできています。
なぜなら、現在の自分は過去の「習慣」の積み重ねでできていて、未来の自分もこれからの「習慣」で作られるからです。
だから「人には能力の差があるのではなく、習慣に差があるだけ」だと本書では述べられています。
学校の成績には個人差がありますが、それは能力の差ではなく、「勉強する習慣のある子」と「勉強の習慣がない子」がいるだけです。
「勉強する習慣のある子」はどんどん成績があがっていく一方で、「勉強の習慣がない子」の成績は伸びません。
つまり今日から何かを習慣にすれば、明日以降の人生が変わっていくのです。
脳をだまして習慣を変える
脳は思っているよりも単純なので、うまく利用すれば習慣化できます。
一例として、脳は情報の「入力」よりも「出力」を信じる傾向があるそうです。
見たり聞いたりすることよりも、入ってきた情報に対して「どんな言葉を使うか」や「どんな行動をするか」が脳にとっては重要ということですね。
なので無理やりにでも言葉や動作をポジティブにすると、脳をだますことができます。
例えば、嫌なことがあってもガッツポーズをしたり、笑顔を作ったりすれば、脳はポジティブな思い込みをします。
ガッツポーズをしながら「面倒くさいなー」とは思えないですし、笑いながら「あいつムカつく!」とも思えないですよね。
また、言葉の言い換えで脳をだますこともできます。
脳は「快」か「不快」かで判断するので、やりたくないけどやるべきことは「快」の言葉に、やめるべきなのにやりたいことは「不快」な言葉に変換すれば、脳をだましてコントロールできます。
勉強したいけど嫌なイメージがあるなら「勉強する」を「向上する」に、ケーキを我慢したいのに食べたくなったら「ケーキ」を「脂肪の塊」に言い換えればいいのです。
さらに、継続したいことの中に「楽しさ」を見つけると、脳が「快」と判断して続けられるようになります。
ジム通いを続けたいなら好きなタイプのトレーナーがいるとか、そういったイメージですね。
そんな都合よく自分好みのトレーナーがいるとは限りませんが、日常の「小さなポジティブ」を見つける練習にもなります。
このように、脳をだまして「快」と判断させるのが習慣化するコツです。
『習慣が10割』を読んで実践したいこと
続いて、ぼくが本書を読んで実践したいことを紹介します。
ビジョンを掲げて意識する
「なりたい自分」のイメージを強く持つと習慣化がしやすくなると書かれていたので、自分なりの「ビジョン」を掲げることにしました。
その理由は3つあります。
1つ目は習慣化するにはやると決めたことを反復しなければいけませんが、反復するのには「自分はこうなりたい」という思いが必要だからです。
ぼくは「こうなりたい」という思いを「ビジョン」として設定しました。
2つ目の理由は、脳にはプラスの記憶とマイナスの記憶があり、マイナスの記憶の方が残りやすいからです。
なので「なりたい自分」=ワクワクする未来を想像すれば、否定的な記憶にブレーキがかかり、習慣化がしやすくなります。
3つ目は、ワクワクする夢を持ったり、「やりたい」と考えたりすると長続きしやすいからです。
「しなければいけない」と考えると、苦しくなってどこかで挫折してしまいます。
以上3つの理由で「なりたい自分」をイメージすることにしましたが、ビジョンは掲げるだけでは忘れてしまいがちです。
なので、ビジョンを書いた付箋をデスクトップに固定表示して毎日見られるようにしました。
ということで、「なりたい自分」のイメージを書き出して毎日見るようにすると、継続の力になりますよ。
目標のハードルを下げる
目標を立てるときはなるべくハードルを低く設定して、継続できた実績をつくると習慣化しやすくなります。
脳は過去の記憶で「快」か「不快」かを判断するので、「快」なら続けようとして「不快」なら避けようとします。
だからハードルを低く設定して継続できた実績を作ると、脳が「快」と判断して続けられるようになるのです。
目標はできるだけハードルを低くして、1つずつクリアしていきましょう。
ブログで成功するのには、記事の「質」も「量」も必要なのですが、とにかく書くということを目標にしたいと思います。
数をこなせばスキルが身について高品質の記事が書けるようになりますし、自分のレベルが上がってから修正して質を高めることもできるからです。
ブログを書いている方はそんなにいないとは思いますが、目標を達成するためにはできるだけハードルを下げるようにしましょう。
習慣をコツコツ続ける
当然ではありますが、習慣化ができてもすぐに結果が出るわけではありません。
本書では「成功分岐点」と呼んでいる結果が出始めるポイントにたどり着くまでは、成長を実感できない時期が続きます。
だからこそ、なかなか結果が出なくても、習慣が持つ力を信じて継続することが成功の秘訣です。
人生は習慣の積み重ねで作られるので、小さな習慣を積み重ねればどこかで成果があらわれると信じて継続していきましょう。
ブログの場合は成果がでるまで最低でも6ヶ月はかかると言われています。
なので、結果がでるまで記事更新の習慣を続けようと思いました。
まとめ:『習慣が10割』の書評・要約
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
脳は意外と単純なので、脳のしくみをうまく利用すれば習慣にできます。
過去の習慣で現在の自分が作られ、これからの習慣で未来の自分を作り出せる。
つまり、習慣は人生そのものです。
習慣を変えることができれば、人生だって変えられます。
『習慣が10割』は人生を変える大きな道しるべになりそうです。
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