本を読んでも、内容が覚えられない
そもそも読書って必要なの?
こんな疑問にお答えします!
- 『読書脳』の著者
- 『読書脳』から学べること
- 『読書脳』を読んで実践できること
先日読んだ『読書脳』では読書の重要性と、脳科学に基づいた記憶に残る読書術が紹介されていました。
この本には「AI時代だからこそ、読解力と文章力が必要」と書かれています。
ChatGPTに代表される生成AIは、人間がテキストで指示を出して、テキストで出力された回答を理解しないといけない。
なのでAIを使いこなすには読解力や文章力が必要で、それらの力を鍛える手段が読書です。
この記事でも紹介するように、本は人生を豊かにしてくれます。
『読書脳
『読書脳』の著者
本書の著者である樺沢紫苑さんは「日本一アウトプットしている精神科医」です。
精神科医でありながら作家としての肩書もあり、本書『読書脳』のほかにも以下のような本を書かれています。
YouTubeでも脳科学や精神医学に基づいた情報を発信しており、チャンネル登録者は約47万人を数えます。
(2023年9月11日現在)
『読書脳』から学べること
本書から学べることはたくさんありますが、ここでは2つをピックアップして紹介します。
- なぜ、読書が必要なのか?
- 「読んだら忘れない読書術」の3つの基本
それぞれ見ていきましょう。
なぜ、読書が必要なのか?
読書が必要な理由は、人生に大切なことを与えてくれるから。
ざっくりしているので詳しくお伝えすると、以下の8つが読書によって得られます。
- 結晶化された知識
- 時間
- 仕事力
- 健康
- 頭がよくなる
- 人生における変化
- 成長
- 喜び
本から質の高い知識が得られるのは、わかりやすいと思います。
「時間」に関しては、何百時間もの先人の経験が本にまとめられているため、本を読めば大幅な時間短縮ができるという意味です。
さらに本の知識や情報が「準備」になるので仕事力が向上。
言語情報を入れると不安が減り、解決法を知るだけでストレスも軽減します。
全部書いていると長くなるので少ししか触れませんでしたが、読書をすると人生が豊かになるのです。
「読んだら忘れない読書術」の3つの基本
本書で解説されている「読んだら忘れない読書術」の基本原則は次の3つ。
- 記憶に残る読書術
- スキマ時間読書術
- 深読読書術
脳は何度も利用される情報を「重要な情報」として記憶するので、本を読んだらアウトプットが必要です。
具体的には「本から学んだことをメモする」、「本の内容を人に話す」、「本の感想をSNSに書く」といった感じ。
ぼくが書いている「書評」や「本のレビュー」もアウトプットのひとつです
スキマ時間を「浪費」に使うか、「自己投資」に使うか、も重要です。
読書にスキマ時間を使いたいなら、「読書時間」の優先順位を上げるのがいいでしょう。
また本書では「本を読んだ」の定義を「内容を説明できること」、「内容について議論できること」としています。
そのためには読書の質を高めないといけないので、「速読」や「多読」よりも、本を深く読む「深読」を優先しましょう。
ということで、本の内容を忘れないためには「アウトプット」「スキマ時間」「深読」が重要です。
『読書脳』を読んで実践できること
ここでは本書を読んで実践できることを3つ取り上げます。
- 本を読む目的を明確にして、「知りたい部分」から読む
- マーカーやメモをしながら本を読む
- 目次を見て、目的に合致しているなら即購入
順番に解説します。
本を読む目的を明確にして、「知りたい部分」から読む
なんとなく本を読んでいても、質のいい学びはできません。
本を読む目的を明確にしておけば「この本から何を得たいのか」がわかり、「自分にとって重要な箇所」から読めます。
本書を含めて読書術の本には「全部読まなくていい」とよく書かれているように、知りたい部分だけを読んでもいいのです。
マーカーやメモをしながら読む
アウトプットとセットにして本を読むと、脳が活性化し、記憶に残りやすくなります。
簡単にできるアウトプットが「マーカー」と「メモ」です。
きれいに本を読む必要はありません。
あとで見返すときにも楽になり、その復習も1回分のアウトプットに相当します。
目次を見て、目的に合致しているなら即購入
気になった本の目次を見て「本を読む目的」と合致しているなら、すぐに購入しましょう。
目次を見れば、だいたい何が書いてあるのかがわかります。
直感を信じて自分に必要な本を選ぶイメージですね。
買うか迷ったときは「欲しいものリスト」に追加して、日にちが経過しても「読みたい!」と思えていたら買えばOKです。
まとめ:『読書脳』の書評・要約
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
この記事のまとめです。
本書で解説されている「記憶に残る本物の読書」をすれば、あらゆるスキルが身につきます。
読書は人生を変えてくれる。
そんな絶大な力がある本は、たった1,500円前後で手に入るのです。
この記事で紹介した『読書脳
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