ハンドボールにもある!EHFチャンピオンズリーグについて徹底解説

EHFチャンピオンズリーグ・ファイナル4の全景
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チャンピオンズリーグといえば、欧州サッカーの強豪クラブが集うUEFAチャンピオンズリーグが有名です。
そんなチャンピオンズリーグはハンドボールにもあります。

この記事では、欧州クラブハンドボール最高峰の戦い「EHFチャンピオンズリーグ」について解説します。
※EHF:ヨーロッパハンドボール連盟

EHFチャンピオンズリーグとは?

EHFチャンピオンズリーグは、ヨーロッパ各国リーグの上位チームによるクラブハンドボール最高峰の大会です。

1956年にヨーロピアン チャンピオンズカップ(IHF:国際ハンドボール連盟主催)として始まり、1993年から現在のEHFチャンピオンズリーグに変更されました。

シーズンは毎年9月頃から6月頃にかけて開催されます。
ヨーロッパのプロスポーツリーグはこの時期に開催されることが多いですね。

準決勝2試合、3位決定戦、決勝は「EHFファイナル4」と呼ばれ、毎年2万人の観客を集めるハンドボール最大のイベントのひとつです。
毎年ドイツ・ケルンのランクセスアレーナで開催されます。

こちらの動画は、2021-22シーズンの決勝のハイライトです。
サッカーでも有名なFCバルセロナが2連覇を果たしました。

決勝戦の対戦相手、キェルツェ(ポーランド)のサポーターはご覧のような盛り上がりを見せています。

ファイナル4の開催地、ドイツ・ケルンにサポーターたちが集結しています。

試合中の応援の様子ですが、最後はシュートをセーブされたか、ゴールを決められたかのどちらかでしょう。
(歓声の沸いたシーンがあればよかったのですが…)

EHFチャンピオンズリーグの歴代優勝クラブ

現在のEHFチャンピオンズリーグになって以降の歴代優勝クラブは以下の通りです。

シーズンクラブ
1993-94TEKA Santanderスペイン
1994-95Elgorriaga Bidasoaスペイン
1995-96Barcelonaスペイン
1996-97Barcelonaスペイン
1997-98Barcelonaスペイン
1998-99Barcelonaスペイン
1999-00Barcelonaスペイン
2000-01Portland San Antonioスペイン
2001-02Magdeburgドイツ
2002-03Montpellierフランス
2003-04RK Celjeスロベニア
2004-05Barcelonaスペイン
2005-06Ciudad Realスペイン
2006-07THW Kielドイツ
2007-08Ciudad Realスペイン
2008-09Ciudad Realスペイン
2009-10THW Kielドイツ
2010-11Barcelonaスペイン
2011-12THW Kielドイツ
2012-13HSV Hamburgドイツ
2013-14Flensburg-Handewittドイツ
2014-15Barcelonaスペイン
2015-16Vive Kielceポーランド
2016-17RK Vardar北マケドニア
2017-18Montpellierフランス
2018-19RK Vardar北マケドニア
2019-20THW Kielドイツ
2020-21Barcelonaスペイン
2021-22Barcelonaスペイン
参照:EHF Champions League|Wikipedia

スペインのFCバルセロナが5連覇を含む10回の最多優勝を誇ります。
次にドイツのTHWキールが4回と続きます。

国別でみると、スペイン16回、ドイツ7回と2ヶ国で8割以上を占めています。
ここ10年は5ヶ国から優勝クラブが出ており、スペインやドイツ以外のリーグもレベルが拮抗してきていると言えます。

ちなみに、FCバルセロナはスペインリーグ100連勝を記録するなど、国内リーグでは無双中です。

個人的に応援しているスター軍団、パリ・サンジェルマンはファイナル4までは進むものの、未だ優勝には至っていません。
こちらも国内リーグではほぼ無双状態ですが、チャンピオンズリーグでは勝ちきれないという印象です。

EHFチャンピオンズリーグの出場枠

現行制度での出場枠は16チームです。
2020-21年シーズンから出場チーム数が28→16と減り、後で述べるチャンピオンズリーグの1つ下のレベルの大会「EHFヨーロピアンリーグ」の出場枠が増えました。

出場枠は次のように決定されます。

EHFが毎年各国リーグのランキング(過去3シーズンの成績に基づく)を発表し、
上位9か国の優勝チーム
ランキング1位の準優勝チーム
が自動的に出場権を獲得

残りの6枠はワイルドカードとなり、
・試合会場
・テレビ
・観客動員数
・過去の成績
・マーケティング
の要素から選出

2022-23シーズンの出場枠を上記に当てはめると、表のようになります。
(それぞれの出場枠を同色のマーカーで示しています。)

ドイツ1位ーマニア1位
スペイン1位ドイツ2位
フランス1位ワイルドカード
ハンガリー1位ワイルドカード
デンマーク1位ワイルドカード
北マケドニア1位ワイルドカードワイルドカード
ーランド1位ワイルドカード
ポルトガル1位ワイルドカード
※2022-23シーズンは北マケドニアリーグ1位のRKヴァルダルが給与未払いなどの問題のため出場資格停止となり、ワイルドカードに変更(参照:HC VARDAR 1961 NOT ADMITTED TO EUROPEAN CUP COMPETITIONS|EHF

EHFチャンピオンズリーグのトーナメント方式

現行のトーナメント方式は、次のように進みます。

  1. グループフェイズ:2グループ各8チームによる総当たり戦
  2. プレーオフ:各グループ3~6位によるホーム&アウエー戦
  3. クォーターファイナル:各グループ1,2位とプレーオフ勝者によるホーム&アウエー戦
  4. ファイナル4:組み合わせ抽選後に準決勝、3位決定戦、決勝

文字だけでは分かりにくいと思うので、こちらの図をご覧ください。
複雑ですが、以下のような方式になっています。

EHFチャンピオンズリーグのトーナメント方式
参照:NEW SEASON, NEW SYSTEM: THE ROADMAP TO COLOGNE IN 2020/21|EHF

(参考)EHFチャンピオンズリーグの下位大会

ヨーロッパクラブハンドボール最高峰のEHFチャンピオンズリーグですが、その下に位置づけられる大会もあります。

EHFチャンピオンズリーグの出場枠で触れたEHFによる各国リーグのランキングに応じて、出場大会が決まります。

  • EHFヨーロピアンリーグ:ランキング上位国の2~4位のチーム&中位国の1~2位のチーム
  • EHFヨーロピアンカップ:ランキング中位国の2~4位のチーム&下位国の1~3位のチーム

こちらもEHF TVで観られるので、興味のある方はご覧ください。

まとめ

以上、EHFチャンピオンズリーグについて解説しました。

出場枠やトーナメント方式は数年で変更されるので、その際はまたお知らせします。

クラブハンドボール最高峰の戦い、EHFチャンピオンズリーグをぜひご覧ください。

現役の方は本場のハンドボールに触れることで、プレーのレベル向上にも役立つでしょう。

試合などの視聴方法や、2022-23年シーズンの開催概要は以下の記事で解説しています。
合わせてご覧ください。

EHFチャンピオンズリーグの視聴方法についてはこちら!

2022-23年シーズンの開催概要についてはこちら!

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